2015年5月27日水曜日

+48V電源

だいぶ昔ですが最初にHAを製作しようとしたとき、ウェブで調べても+48V電源の作り方というのはなかなか情報が少なかった記憶があります。(今でも少ない)
+48Vというのはいわゆるマイク用のファンタム電源の電圧です。

+24Vまでは三端子レギュレータの78シリーズで簡単に作れます。(LM317でも+35Vぐらいまで)しかし+48Vとなるといわゆる三端子タイプのレギュレータでは電圧が高すぎて少し回路を工夫しないと取り出せません。

おおまかに+48Vを作る方法が以下の3つです。

(1)+24Vの電源を直列に繋いで+48Vを得る

(2)+50V以上の直流電源をレギュレータで+48Vにドロップさせる

(3)低電圧の電源をDC-DCコンバーターを使って+48Vまで昇圧させる


(1)は一番手っ取り早い方法で、スペースの余裕があれば小型スイッチング電源を2つ繋ぐだけで48Vを得られます。もしくはメインで使う+24V単電源の上に容量の小さい+24V電源をもうひとつ重ねてもいいでしょう。

(2)は電源トランスの出力にあらかじめ+48V用の出力があるときに用いられることが多いですが、大元の電圧がそもそも+52V〜はないと+48Vは作れないのでいささか不自由です。

(3)最近は表面実装化されたDC-DCコンバータ(通称デコデコ)もかなり沢山出ていますからこれを使うことで簡単に+48Vまで昇圧できます。スペースも食わず、低い電圧から高電圧を作れるというメリットが大きいので最近の機材は殆どが(3)です。(1)の応用で+24Vまで昇圧できるコンバータが安価で手に入るのでこれを2つ繋ぐのが手っ取り早いです。



ファンタム電源というのはマイク一本あたりで数mAという非常に小さい消費電力なので、容量は50mAもあれば十分すぎるくらいなので、電流量は要りません。

しかしマイクプリを製作するときに必ずファンタムが必要になってくるので厄介です。