まず一番ポピュラーなNeve1272タイプにする場合のコネクションです。
言わずもがな非常にシンプルです。電源のデカップリングコンデンサは既に基板上に実装(C7,C18)されているので電源は直接+24Vレギュレータから繋ぐことができ、オリジナルより楽になっています。ボリュームはフロントアンプとリアアンプの中間に挟む形になります。
注意点は、リアアンプのゲイン抵抗は100uの電解コンデンサを介してからGNDに接地することです。これは回路の構造上オリジナルを踏襲しています。ゲイン抵抗の切り替えはロータリースイッチを使う場合が多いですが、その場合はショーティングタイプを使いましょう。ゲイン固定でも問題ありません。
あともうひとつはラインアンプ/マイクプリを兼用するタイプのコネクションです。
更に簡略化されています。入力側(トランスを付けるなら入力トランスの直後)にボリュームを取り付けます。入力分で信号を絞れるので大きなレベルでも歪まずにプリアンプとして使うことができます。抵抗値はマイクも兼用する関係で低めの5kを使います。
この場合だと利得はフロントアンプのみで固定しています。最大が+40dB程度なら240Ω、それ以上欲しい場合は51Ωなど。リアはゲイン設定してもいいですがこの場合はオープンにしています。
この配線はある程度レベルの大きな信号を扱う場合に合わせたセッティングなので、利得が多く欲しい場合(リボンやダイナミックマイクを使うのが前提)の場合は1272型にしたほうがいいと思います。
オリジナル版の配線はこちらで解説しています。
よろしくお願いいたします。
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