2016年12月8日木曜日

シルクスクリーンの版


FETD-03の筐体を作っています。今回から細い線までしっかり出るタイプの版でシルクスクリーンを作ったのですが、その分インクの乗り方が変わったので加減が難しいです。

今までの版はスクイージーを滑らせただけでインクが乗るような感じだったので殆ど力は掛けてませんでしたが、少しだけ圧を掛けながらインクを乗せないと綺麗に出ないみたいですね。一度失敗してしまいました。

この手の外観を綺麗に仕上げる作業は…はっきり言って苦手です。手先が器用なタイプではないので。しかし完全個人のハンドメイドですから全部自分でやる必要があります。ので、不器用なりに何度も失敗しながらなんとかそれっぽく作るところまで出来ています。

あ、版は版屋さんに発注して作ってもらっています。
自分で薬品を使って形成する方法もありますが、精度と耐久性がイマイチですので。
これはそのうちDIY向けに解説したいと思います。

2016年12月6日火曜日

FF110 - Focusrite ISA110 RackingUnit



てんやわんやしていますが、最近の製作です。
FocusriteのチャンネルストリップISA110のラッキングになります。

ISA110は元々Focusriteのコンソールで使用されていたものです。Focusrite自体は今も事業継続していますが、コンソールや本格的なアウトボードはあまり作らなくなりました。このISAシリーズも現在もラインナップとしては残っていますが、そのルーツとなったのがこのISA110ですね。

中はマイクインプットにスウェーデンLundahl社のトランス、増幅やEQ部はシグネティクスのNE5534という80年代の王道の組み合わせで、独自のトーンが今だに根強くファンがいます。

ISA110は以前ISA110LEとして一度リイシューされたことがあり、そのときは最初から1Uサイズの筐体で販売されていましたが、このモジュールは80年代のオリジナルですので専用の電源ラックユニットに納めないと動かすことはできません。今回のオーダーは、その電源ラックが大きすぎるので2chだけピックアップして3Uサイズに収めて欲しい…といったものでした。また、純正の電源ラックはファンタム電源がマイク入力に掛かりっぱなしになっているという少々乱暴で危ない作りだったので、そこのオン・オフも自由に設定できるようにして欲しいとのこと…。

作業自体は、自分がFocusriteのラッキングをやった経験がなかったので手探りで…という感じでした。なんとか海外のオーディオ系フォーラムから結線図やコネクタのピン配図が入手できたのでそれを参考に進めました。

モジュール自体が大きく重たいので筐体の設計が大変でした。以前作ったQuadEightのようにモジュールが軽ければ、フロントパネルに固定する治具だけでいいのですが、このISA110はケースに納められているものにさらに…という形ですので以前やったNeve33115のようにコネクタ側にも固定する治具を作らなければいけません。

最近ラッキング系の仕事ばかりになってしまいましたが、こんなのも作れますという参考程度に。